シンポジウムおよびテクノプレゼンテーション

本大会では下記のようにシンポジウム5テーマ(S1〜S5)およびテクノプレゼンテーション1テーマ(T1)を企画いたしております。
◆シンポジウム (印刷用PDF
S1 表面解析・評価技術の新展開
企画:学術委員会

[趣旨] 最近の表面解析・評価技術の進歩にはめざましいものがある。その結果,従来不可能であった表面や界面の構造,組成,特性などの評価が可能となってきている。本シンポジウムでは,表面解析・評価技術に関する発表および表面技術分野に応用した研究成果を発表していただくことにより,表面解析・評価技術の活用を考える契機になることを期待している。

[日時] 3月14日(水)9:30〜12:00  於:C会場

[講演] 発表3件,依頼講演2件

[依頼講演]

高輝度放射光によるナノスケール表面・界面の評価解析技術

JST ERATO 渡辺 義夫

酸化物薄膜と材料表面の特性・構造・組成解析

工学院大学 小野 幸子

S2 表面加工技術の最先端−機能性の発現と制御
企画:ナノテク部会

[趣旨] 高機能性の表面処理や被膜形成においては,近年,ますますその機能性の集積化と加工の簡便性,低コスト性への要求が高くなっている。本シンポジウムでは,機能性表面の加工法に焦点を当て,その加工法の詳細と,特に表面の微細構造や形状などに与える影響の視点からメカニズムに関する議論を行いたい。

[日時] 3月14日(水)9:30〜12:00,14:30〜15:45  於:E会場

[講演] 発表6件,依頼講演1件

[依頼講演]

マイクロファブリケーションを利用したバイオインターフェース制御技術の確立とそれによる生体・医療材料への応用

(独)理化学研究所 水谷 正義

S3 エレクトロニクス分野におけるマイクロ・ナノ表面技術の新展開
企画:表協エレクトロニクス部会

[趣旨] 当部会では春季講演大会時にシンポジウム「エレクトロニクス分野におけるマイクロ・ナノ表面技術の新展開」を継続的に開催し,進展著しいエレクトロニクス実装および関連分野における表面技術の最新情報を提供している。今回のシンポジムにおいても,最新の情報を提供するとともに,一般講演および技術講演によって,当該分野の新しい展開を概観したい。

[日時] 3月14日(水)14:30〜17:00  於:B会場

[講演] 発表7件,依頼講演1件

[依頼講演]

微細回路用銅箔のウェットエッチング機構

八戸工業高等専門学校 松本 克才

S4 めっき技術の将来展開
企画:将来めっき技術検討部会

[趣旨] 現在,日本の産業界は衰退の危機にあります。5-10年先の「ものづくり」を考えていくためには,めっき技術の学術および応用両面からの検討が重要であると考えている。本シンポジウムでは,「将来のめっき技術」に関する萌芽的および学術的な研究とともに,様々な分野で試みられている応用例−ナノ粒子や自動車,医療,さらにそれを支えるエレクトロニクス分野からの発表により,「将来のめっき技術」について検討したい。

[日時] 3月13日(火)9:30〜12:00,14:30〜16:30  於:B会場

[講演] 発表10件,依頼講演2件

[依頼講演]

イオン液体からの金属電析

慶應義塾大学 片山  靖

ダマシンめっきの応用-TSVめっきの高速化,一添加剤,偏光フイルムの作製

大阪府立大学 近藤 和夫

S5 アノード酸化による表面の機能化
企画:金属のアノード酸化皮膜の機能化部会(ARS)

[趣旨] 古くて新しいアノード酸化処理は,金属および半導体の表面処理技術として長い歴史を持つが,新規な表面特性の創製技術として近年ますます注目されている。本シンポジウムでは,アノード酸化技術による表面の機能化の新しい展開と可能性について検討したい。

[日時] 3月13日(火)9:30〜12:00,14:30〜17:00  於:C会場

[講演] 発表12件,依頼講演2件

[依頼講演]

アノード酸化に巡り合えた幸せ

慶應義塾大学 清水 健一

アルミニウム陽極酸化皮膜を用いたフレキシブル絶縁基板の開発

富士フイルム(株) 祐谷 重徳

◆テクノプレゼンテーション (印刷用PDF
T1 環境負荷低減を目指すアルミニウム製品への粉体塗装
企画:ライトメタル表面技術部会

[趣旨] 日本において,アルミニウム製品への塗装は,諸外国に比べ何故進まないのだろうか。今後とも持続的な発展をし続けるためには,VOC,クロメート,CO2排出および省エネルギーなどの環境負荷低減をもっと考慮しなければならない。本テクノプレゼンテーションでは,環境対応を配慮した“アルミニウム製品への塗装・粉体塗装”をテーマに,現場実務に密着した会員諸氏の多様なニーズに応えるための最新情報を提供するとともに,広範な軽金属製品塗装分野からの技術講演によって,アルミニウム製品への粉体塗装の活性化と拡大を図りたいと考えている。

[日時] 3月13日(火)10:45〜12:00,14:30〜16:00  於:E会場

[講演] 発表5件,依頼講演2件

[依頼講演]

粉体塗料・塗装の静電気安全性

(独)労働安全衛生総合研究所 崔  光石

粉体塗装アルミニウム合金製建築材料に対する性能評価

ものつくり大学 近藤 照夫