シンポジウム

本大会では下記のようにシンポジウム7テーマ(S1~S4)を企画いたしております。
◆シンポジウム (印刷用PDF
S1 超高速通信社会に向けた表面処理技術
企画:第144回講演大会実行委員会

[趣旨] 2020春よりサービスが本格開始されている第5世代移動通信システム(5G)は,AI/IoT時代の基盤システムとして働き,社会に大きな変革をもたらすと期待されている。しかしながら,5Gから始まる超高速通信社会の実現には,クルマなどを構成する機器や部材の性能・特性を格段に向上させる必要があり,新たな素材とプロセスの開発が求められている。このような背景のもと,本企画では,超高速通信社会実現に果たす表面処理技術の大きな役割を意識して,幅広い分野からの技術動向紹介と研究発表をオーガナイズする。当該分野に少しでも関連する一般講演を歓迎する。

[日時]9月16日(木)09:30~11:00  於:A会場

9月17日(木)09:30~10:30  於:A会場

[講演]発表1件,依頼講演3件

[依頼講演]

低誘電材料に対する表面改質と回路形成

関東学院大材料・表面工学研究充広

プラズマを用いたフッ素樹脂の表面改質とめっき・直接接着への展開

(地独)大阪産業技術研究森之宮センタ靖之

ポスト5G/6Gを実現する材料のミリ波特性計測技術

(国研)産業技術総合研究計量標準総合センタ悠人

S2 クロメートフリー技術の動向
企画:第144回講演大会実行委員会

[趣旨] 近年,ますます環境問題がクローズアップされている。表面処理関連でも様々な問題がある中でクロメートフリーを取り上げる。クロメートフリーは90年代から検討されおり,すでに実用化されているケースもある。そこで,現状の動向と今後の課題等を議論する。

[日時]9月17日(金)09:30~11:45  於:D会場

[講演]発表2件,依頼講演2件

[依頼講演]

亜鉛系めっき鋼板のクロメートフリー技術

日本製鉄(株)鉄鋼研究史生

鋼板向け塗装下地の開発動向

日本パーカライジング(株)総合技術研究正彦

S3 炭素系材料の表面・バルク構造分析の最先端
企画:高機能トライボ表面プロセス部会・第144回講演大会実行委員会

[趣旨] DLC,カーボンナノチューブ等の炭素系材料の物性や,それらが関係する摩擦特性や付着特性を制御するには,表面やバルクの精緻な構造分析が欠かせない。炭素系材料の表面・バルク構造分析の最新情報について情報交換し,議論を深める。

[日時]9月16日(木)10:45~12:00  於:C会場

9月16日(木)14:30~16:00  於:C会場

[講演]発表2件,依頼講演3件

[依頼講演]

その場摩擦界面反射分光分析による潤滑下カーボン系硬質膜の摩擦メカニズムの検討

名古屋大大学院工学研究徳次

ta-C膜と極性基を持つ潤滑油との中低温域での低摩擦解析

宇都宮大大学院地域創生科学研究

ISO20523後のISO規格化とDLC膜の構造分析の動向

兵庫県立大高度産業科学技術研究一浩

S4 将来のめっき技術―特に従来の水系と異なる溶媒を用いためっき
企画:将来めっき技術検討部会

[趣旨] 近年,イオン液体や有機溶媒,さらに,濃厚塩化カルシウム水溶液などを用いるめっきが検討されている。また,5Gの時代に向けての新しいめっき技術を中心に企画する。その他の新しいめっき技術も歓迎する。

[日時]9月17日(金)13:00~16:45  於:A会場

[講演]発表10件,依頼講演1件

[依頼講演]

グライム浴からの金属めっき

京都大大学院工学研究敦,澤磊