“特集/将来のめっき技術”論文募集

スマートフォンや携帯音楽プレーヤー,ノートパソコンなどの情報家電の高度化はめざましく,我々のまわりには素晴らしいモノが次々と登場してきています。自動車は買い換えるたびにその進化を実感できますし,燃料電池やロボットについても高性能化は日進月歩の勢いです。このようなテクノロジーの進化はめっき技術の進歩に支えられています。さらに医療分野やエネルギー分野にもめっき技術は台頭してきており,ナノテクノロジーや情報通信分野だけではなくライフサイエンスや環境分野においてもめっき技術の貢献は進むでしょう。めっき技術の発展を端緒に,エネルギー利用のスマート化によるグリーン・イノベーションの推進,医療・健康におけるライフ・イノベーションの推進もおおいに期待できます。

しかし,昨今は国境を超えて情報の流通が盛んになったことでめっき技術が海外に流出しており,このままでは我が国の相対的地位は下落し,国内めっき業界は衰退の危機にあります。本誌では最新の技術・知識の集成をこの時期に提起し,我が国のめっき技術の将来に向けた第一歩を踏みだそうと本年12月号に「将来のめっき技術」と題した特集を企画いたします。  めっき技術は今後何を生み出すのか,めっきの未来にはどのような光があたるのか。特集号企画小委員会では3年,5年ないし10年後までの近い将来重要になると予想されるめっき技術をピックアップし,解説をお願いする予定です。なお,読者の皆様からのご寄稿には,近い将来・遠い将来という制限を一切設けません。「開けばめっきの未来が見えてくる」「そのためにできること,すべきことが見えてくる」12月号にご期待いただくとともに,ご自身の研究成果や技術的成果に対し「将来を支えるめっき技術のひとつ」である,と名乗りをあげていただき奮ってご投稿をお願いいたします。

めっき技術の新しい展開に向けた基礎および応用に関する研究
原稿種別 (1)研究論文,(2)技術論文,(3)ノート,(4)速報論文
投稿締切
研究論文,技術論文 平成23年6月30日(木)
ノート・速報論文 平成23年8月31日(水)
投稿規程 通常の「表面技術」誌の投稿規程と同じです。
(投稿規程類:http://www.sfj.or.jp/journal/jnl_paper.html
第62巻12号(平成23年12月1日発行)予定
送付 本会・会誌編集委員会
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-7-1
*投稿の際,一般投稿論文と区別するため,投稿票に「将来のめっき技術特集号」と朱書きしてください。また,内容などについてのお問い合わせは編集係までお問い合わせ下さい。