関西支部:表面科学技術研究会2016

生きている固体と液体の界面 ~走査型プローブ顕微鏡で探る~

固体と液体の界面では様々な営みが起きています。原子・電子・分子が移動し情報を交換し,まるで生き物のように振る舞っています。電池をはじめ様々な化学分野や生物分野で,この個体と液体の界面が重要な機能を果たしています。ところが,界面や表面の現象を明らかにする多様な観測・分析手段も,液体/固液界面となると困難なことが多く,なかなか解明が進んでいなかった現実があります。

走査型トンネル顕微鏡(STM:Scanning Tunneling Microscope)や原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)に代表される,走査型プローブ顕微鏡法(SPM:Scanning Probe Microscopy)は,原子スケールの優れた分解能の観察・解析手法であり,近年,液中動作が可能なAFMは急速な発展を遂げて,固液界面の真相を明らかにする有力な手法となってきています。本研究会では,最先端のSPM技術による固液界面計測の現状や今後の展望について,各分野でご活躍されている方々にご講演いただきます。関連研究者・技術者の方をはじめ,多くの方々の参加をお待ちしております。

主  催日本表面科学会・関西支部,表面技術協会・関西支部,神戸大学・研究基盤センター
協  賛日本物理学会,応用物理学会関西支部,日本化学会,日本光学会,光化学協会,電気学会,日本材料学会,日本真空学会,日本結晶成長学会,電子情報通信学会,電気化学会関西支部,日本セラミックス協会,日本金属学会,日本材料科学会,日本分析化学会,精密工学会,触媒学会,化学工学会, 電気学会関西支部,電気鍍金研究会, 日本顕微鏡学会,日本機械学会,高分子学会,日本分析器工業会,日本トライボロジー学会,腐食防食協会,日本バイオイメージング学会,日本生体医工学会,ナノ学会,日本生物物理学会(以上,予定含む)
日  時平成28年1月21日(木)13:00~17:30
会  場神戸大学 百年記念館(神大会館)六甲ホール
(神戸市灘区六甲台町1-1,TEL:078-881-1212(代))
交通機関阪急電車六甲駅,JR六甲道駅,又は阪神電車御影駅から市バス36系統に乗車「神大文理農学部前」下車,新幹線「新神戸」駅からタクシーで約15分
講  演
1.高分解能・高機能原子間力顕微鏡開発の歴史~固液界面の解明を目指して~
大阪大学 森田 清三
2.高分解能走査型プローブ顕微鏡(HR-SPM)の開発と固液界面計測への応用
(株)島津製作所 粉川 良平
3.高速原子間力顕微鏡で探る生体分子の機能ダイナミクス
金沢大学 内橋 貴之
4.走査型プローブ顕微鏡を用いたナノマニピュレーションと液中環境への応用
静岡大学 岩田  太
参 加 費無料
定  員150名
申込締切平成28年1月15日(金)
申込方法http://www.sssj.org/Kansai/goudou16121.htmlでのONLINE申込を推奨します。
申 込 先日本表面科学会関西支部幹事 大田昌弘
京都市中京区西ノ京桑原町1,(株)島津製作所 分析計測事業部 X線/表面ビジネスユニット
TEL:075-823-1092,Fax:075-823-4614,E-mail:mota(a)shimadzu.co.jp