関西支部:表面科学技術研究会2018

ナノ粒子を取り巻く現状と今後の展望-ナノ粒子応用への期待とリスク-

“ナノ”は単なる単位を示す意味を超えて,未来を創造する革新的な材料・プロセス・解析技術を連想させる言葉として,広く認知されるようになっています。分子・原子レベルの素材や構造制御が身近な商品に応用され始めるとともに,最先端の高度解析技術により“ナノ“の世界への理解が急速に進んでいます。中でも,ナノ粒子は,”ナノ”時代を象徴する素材であり,バルクと異なる特有の物性を発現することから,新たな素材,プロセス,機能が相次いで報告されています。一方で,カーボンナノチューブに暴露した動物で肺への悪影響が報告されたことをきっかけに,ナノ粒子の人体への影響を懸念する声があがり,厚生労働省や経済産業省を中心に健康リスクについての調査が開始されています。

本研究会では,最新の研究動向に加えて期待とリスクを両面で取り上げ,ナノ粒子の今後の展望について,各分野でご活躍されている方々にご講演いただきます。関連研究者・技術者の方をはじめ,多くの方々の参加をお待ちしております。

主  催日本表面科学会・関西支部,表面技術協会・関西支部
日  時平成30年1月19日(金)13:00~17:30
会  場(株)島津製作所 京都本社(京都市中京区西ノ京桑原町1)
交通機関地下鉄東西線「西大路御池駅」4番出口より南へ徒歩3分,
阪急京都線「西院駅」より北へ徒歩10分
講  演
1.ナノ粒子の光誘導集積技術の開発とバイオ分析・環境計測応用
大阪府立大学 飯田 琢也,床波 志保
2.新規な結晶構造を有する金属ナノ粒子の合成とその触媒特性
京都大学 草田 康平
3.機能性ナノ粒子の合成・分散・構造化
広島大学 荻   崇
4.ナノ粒子の毒性の考え方と安全性評価
国立環境研究所 平野靖史郎
参 加 費無料
テキスト日本表面科学会会員及び表面技術協会会員には無料配布,
その他一般の方で希望される方には実費(2000円)で頒布
定  員150名
申込締切平成30年1月18日(木)
申込方法http://www.sssj.org/Kansai/goudou18119.htmlでのONLINE申込を推奨します。
申 込 先日本表面科学会関西支部幹事 表 篤志
〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台3-4,パナソニック(株) 先端研究本部 材料デバイス研究室
TEL:0774-98-2538,Fax:0774-98-2585,E-mail:omote.atsushi(a)jp.panasonic.com