「特集/電力・エネルギーにおける表面処理技術:現状と未来」論文募集

「2030年度の温室効果ガス排出46%削減(2013年度比)や「2050年ゼロエミッション」の実現には,温室効果ガス排出の8割以上を占めるエネルギー分野に関して,産学官はもとより,消費者,政府など国民各層が総力を挙げて取り組むことが必要不可欠です。こうした課題を解決するためには,再エネ(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス)や原子力,水素・アンモニアを使った発電や「CCUS」,「カーボンリサイクル」などを前提とした火力発電,また,次世代エネルギーとして注目されている核融合発電など,技術革新による脱炭素化が必要です。更に,脱炭素化された電力による電化を進めるとともに,高温の熱が必要で電化が難しい産業については,合成燃料(e-fuel)などの活用,人工光合成などの技術においてもイノベーションが不可欠となってきます。

こうした電力・エネルギー技術の高度化には,それらを構成する部材,デバイスの表面や界面を自在に制御する必要があります。このような背景を基に,本年の特集号では,2050年のゼロエミッション実現に向け,革新的な「電力・エネルギー技術に関する表面技術」について特集号を企画しました。

本特集号では,第一線の研究者による総説・解説,多くのトピックス記事を掲載予定です。つきましては,下記募集要項を参照の上,是非ともご投稿頂きたくお願いいたします。

内  容

1)再エネ(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス)などに関する学術的な成果と技術に関する研究

2)水素・アンモニアを使った発電や「CCUS」,「カーボンリサイクル」などを前提とした火力発電に関する学術的な成果と技術に関する研究

3)原子力や核融合などなどに関する学術的な成果と技術に関する研究

4)合成燃料(e-fuel)などの活用や人工光合成に関する学術的な成果と技術に関する研究

原稿種別 (1)研究論文,(2)技術論文,(3)ノート,(4)速報論文
投稿締切
研究論文・技術論文 2023年6月30日(金)
ノート・速報論文 2023年8月31日(木)
投稿規程 通常の「表面技術」誌の投稿規程と同じです。
発  行 第74巻12号(2023年12月1日発行)予定
提  出 投稿論文の提出は,投稿専用Webサイトより行ってください。
*投稿専用Webサイト:https://sfj.editorialmanager.com/
*投稿の際,一般投稿論文と区別するため,「特集/電力・エネルギーにおける表面処理技術:現状と未来」と記載してください。 また,内容などについては編集部までお問い合わせ下さい。