シンポジウム

本大会では下記のようにシンポジウム6テーマ(S1~S6)を企画いたしております。
S1 エネルギー関連科学技術の将来展望と表面技術
企画:学術委員会

[趣旨]学術委員会では,エネルギー分野における表面技術の重要性に鑑み,シンポジウムテーマを継続的に設定してきた。本シンポジウムでは,前回と同様に,光電池,燃料電池,二次電池,熱電変換,さらにエネルギーキャリアの生成や貯蔵などに係わる表面技術について,解析・評価手法も含めて包括的な議論の場を提供する。また,依頼講演では,日本のエネルギー分野において重要な技術は何か,強みはどこにあるのかなど,文科省による第10回科学技術予測調査の結果報告を皮切りに,将来重要度が高まると予想されるエネルギー関連技術を取り上げ,表面技術の役割や将来の方向性を概観したい。

[日時]03月09日(木)09:30~15:30  於:A会場

[講演]発表4件,依頼講演3件

[依頼講演]

エネルギー関連科学技術の将来展望

文部科学科学技術・学術政策研究秀典

薄膜型全固体リチウム電池の作製と表面界面研究

東北大原子分子材料科学高等研究機

スピントロニクスを用いた熱電発電・熱制御技術

(国研)物質・材料研究機磁性・スピントロニクス材料研究拠健一

S2 透明導電膜による帯電防止処理と電極形成
企画:ナノテク部会

[趣旨]ITOを代表例とする透明導電材料は,ディスプレイや太陽電池など広く応用が進んでおり,さらには軽量性・屈曲性などの付加価値も得られる有機導電材料の研究も盛んに進められている。本シンポジウムでは,このような透明導電材料による薄膜の最新技術について,議論を行う。

[日時]03月09日(木)15:45~16:45  於:A会場

[講演]発表1件,依頼講演1件

[依頼講演]

ナノカーボンおよび導電性有機材料を用いたフレキシブル透明導電膜の作製と応用

(国研)産業技術総合研究機能化学研究部藤井俊治郎

S3 エレクトロニクス分野におけるマイクロ・ナノ表面技術の新展開
企画:表協エレクトロニクス部会

[趣旨]春季講演大会でのシンポジウムテーマを「エレクトロニクス分野におけるマイクロ・ナノ表面技術の新展開」と固定し,進展著しいエレクトロニクス実装分野の最新情報を提供している。今回のシンポジムにおいても,最新情報を提供するとともに,一般講演および技術講演によって,当該分野の新しい展開を概観したい。

[日時]03月10日(金)09:30~11:00  於:C会場

[講演]発表3件,依頼講演1件

[依頼講演]

磁性流体の先進的な応用展開

名古屋工業大大学院工学研究悠宏

S4 日本の将来の産業と新しいめっき技術
企画:将来めっき技術検討部会

[趣旨]日本の産業界が衰退していく中で,めっき技術が5~10年先に必要になる「将来めっき技術」することが重要であると考えている。従来のめっき技術に加えて,磁気ヘッドや銅配線などに代表される新しいめっき技術が実用化されているが,産業全体としては,必ずしも発展しているとは言えない。このような状況下で,本シンポジウムでは,「将来めっき技術」に関する学問的な研究も当然歓迎するが,ナノ粒子を使用したもの,また,応用として将来の自動車や医療,さらにそれを支えるエレクトロニクスについても発表を歓迎する。本講演大会では,基礎・応用の両面から「将来のめっき技術」に焦点を絞り,シンポジウムを開催する。さらに,識者の方への依頼講演もお願いする。

[日時]03月09日(木)10:45~12:00  於:D会場

03月10日(金)09:30~12:00  於:D会場

[講演]発表8件,依頼講演2件

[依頼講演]

ゲルめっきを用いた配線技術の取り組み

吉野電化工業(株)敦史

現行の世界秩序の変化を考える

愛知淑徳大ビジネス学幸光

S5 金属・半導体のアノード酸化の基礎と機能的応用
企画:金属のアノード酸化皮膜の機能化部会(ARS)

[趣旨]アノード酸化技術はAlをはじめとする多くの金属や半導体の表面処理に幅広く利用され,様々な機能化が図られてきた。近年,さらにアノード酸化皮膜の特異的なポーラス構造のもつ新規な表面特性が注目されるようになった。本シンポジウムでは,金属・半導体のアノード酸化に関する基礎及び機能的応用について討論する。

[日時]03月09日(木)09:30~17:00  於:B会場

03月10日(金)09:30~10:45  於:B会場

[講演]発表17件,依頼講演2件

[依頼講演]

陽極酸化処理を用いた高強度アルミ合金部材の表面改質に関する研究

三菱重工業(株)総合研究明子

Anodic TiO2 nanotubes as a platform for electrodeposited nanostructures

北海道大大学院工学研究DamianKowalski

S6 高機能トライボ表面のためのプロセス技術
企画:高機能トライボ表面プロセス部会

[趣旨]自動車の低燃費化・加工システムの高性能化などにおいて,優れたトライボロジー特性を有する表面の寄与はますます大きくなってきております。そこで,分野横断的な議論を通して高機能トライボ表面のためのプロセス技術革新に向けた検討を行う場として,2014年に高機能トライボ表面プロセス部会を新設しました.本部会の趣旨にのっとり,高機能トライボ表面の実現に向けた最先端のプロセス技術について議論することを目的としてシンポジウムを開催します。

[日時]03月09日(木)09:30~12:00  於:C会場

[講演]発表6件,依頼講演1件

[依頼講演]

自動車部品用DLC膜の開発

日本アイ・ティ・エフ(株)秀樹